多分 ふつーー に。

ISBN:4344012682 単行本 細川 貂々 幻冬舎 ￥1，260

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家の近所には いくつか 大学があって。
駅には その看板がある。

それを見て ふと 自分たちの回り道のことを考えてしまうけど。
色々 あったには あった って理由にせよ 彼のは 惜しがずには
いられなくて。

振り返ってしまうと 何かひとつでも 違っていればよかったのに、
と つい ね、、 「もっと 器用な生き方が できれば よかったのに、」と。

でも このところ。

「でも そしたら 出会えなかった。それは 嫌だよ」

と言ってくれるのは 彼の方で、、

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多分 このところ 接触不足だったんだと思う、、

まぁ 休みは それぞれ別だし 私は 仕事忙しかったし
ふたりで 風邪ひいてるし、、

今日も まだ 具合悪そうだから 昨日 今日は来る と言ってた
彼だけど 家にまっすぐ帰そうと思ったら 来る というから。

連れ帰ってきたら はぐはぐ。彼は 膝枕で 頭なでられながら。


が。 熱が出てきちゃって。彼 帰宅することに、、

（そして。翌日。家から出られない彼に こちらも 体調不良で。
（あちらが休みなのに 会わない日と、、 なりました。

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